それは人の心の奥底の―――

星野 彩煌

ヨシワラ

【読み】ホシノ アキ
【性別】男
【年齢】16
【職業】エンジニア/BAR_Turquoiseの従業員
【PR】子孫 クロスオーバー 遺伝 ママ(♂)
【性格】あやゆる面で平等性と正当性を重視し、良識や道徳に従って行動をする。自分に厳しく、他人にも厳しい性格ではあるが、母性.....とでも言うのだろうか、何だかんだで子どもには甘いようで、押しに弱い部分もある。
【容姿】身長175cm。両親が何方も女性であるためか、体つきや顔立ちなどは女性に近い。緋彩遺伝の金髪の碧眼。髪質も緋彩に似て、上等な方である。目元のあたりは輝煌丸の遺伝を引き継いでか、ややつり目風である。後ろ髪の長さは肩まで伸びており、時折ヘアバンドで纏めてポニーテール風にすることもある。肌は色白で此方はどちらかというと緋彩よりである。服装は清楚な服を好んで選び着るようにしているようで、白いワイシャツに青色のジーンズ、だんだんと寒くなって来たため、藍色の絹セーターや、茶色のダウンコートなどを上に着ている。
【邂逅】《屈辱》
ヒーローの家系の長男として生まれた彼の両親は、なんと、どちらも女性であった。世界を救った英雄である子孫の名に恥じぬよう、清く正しく、真面目な人になろうと幼い頃から仁義や礼節を重んじ、良識と倫理観を学んできた。

...————が、小学生に上がる頃、彼は初の授業参観の日にひとりだけ『父親』がいないことがクラスメイトにバレてしまい、笑いものにされ、馬鹿にされ、元々、子どもらしからぬ、大人びた性格だった故か、先生や他保護者に好感度が高かったため、クラスメイト...特に同じ男子生徒から妬みや嫌悪感を買ってしまい、その日を境にして、悪質ないじめ行為を受けるようになった。...しかし、彼の《屈辱》はそこで発生したものではない、彼は遺伝的に『鬼』の血を引いているためか、力任せの蹴りや拳を振れば、相手が小学生であれば、簡単に返り討ちにしてやることが出来たのだ。

...————だが、問題はその後に起こってしまう。...いじめ側のグループの保護者が、寄って集って、彼の両親を問い詰め、責任を求めて来たのだ。...所謂、モンスターペアレントと呼ばれる者達であったのだろう。両親達は対応に困り、学校にも助けを求めたが、相手にされなかったようである。

...更には学校側にも責任を求めて来て、最終的には彼が過剰な暴行を加えた生徒として、謹慎処分を受けることとなったのだ。...つまるところ、彼は校内では『悪』というレッテルを貼られ、積み上げてきた善行は全て無意味と化して、校内では『悪者退治』という名目で、再び悪質ないじめが再開したのだった。

それ以降、彼は抵抗の意思を見せることなく、何も抵抗出来ないという無念と、両親を困らせてしまい、ヒーロー家族の中で『悪者』というレッテルを貼られたことの悔しさは、彼の《屈辱》の念を肥大化させるきっかけとなり、中学生に上がる頃、彼はヨシワラと出会う事となる。

『...情けない。それでも奴の孫か?』

いつものように辱めを受けていた彼の前に現れたその"鬼"は、軽くいじめていた生徒達をあしらった後、そう呟いて、彼の前に立った。...そして、どうやらその"鬼"は人探しの途中で、探している人物が彼の祖父に当たる人物だと打ち明かしたのである。

『ヨシワラ』と名乗る"鬼"はBAR_Turquoiseにある【怪奇現象対策局】を紹介をして、そこで従業員を務めながら、独学で勉学を学んだ方が良いと勧めて来れば、以降現在に至るまで、『ヨシワラ』が教師として、彼が必要としている知識について、教鞭をとることなり、ここに数奇な運命が絡み合い、ヨシワラと彼の間で『先生』と『生徒』という関係性が生まれたのだった。

【備考】一人称は『僕』激情に駆られると『俺』に変わる。二人称は『君』『〇〇さん』『貴様』『お前』など

輝煌丸と緋彩の息子ではあるが、ヒーローを目指しているかと尋ねられれば、そうでもないらしい。...だが、少なくとも英雄の血筋であることは自負しているようで、それを欠くような振る舞い方や言動はしないようにしている。...両親がどちらも女性であったため、仕方の無いことではあるのだが、思春期を迎えている彼にとって、自分の体に戸惑う部分があるようではある。

ヨシワラ

遠距離攻撃

【宿主】屈辱
【実体】発現時のみ実体化
【能力】伝導
【射程】遠距離
【汚染】初期数値7
【概要】鬼の様な怪異であり、ワイルド・レッドヘッドを冥界に連れ戻そうと冥界から来たのだが途中で憐れな人間を見つけて憑りついてしまったらしい。この怪異が発言している間、宿主とこの怪異が放った攻撃や衝撃などは物体を伝導して最長15m先へまで伝える事ができる。つまり、地面を殴ったのなら、地面を伝って15m先の地面に落ちている物へとその衝撃がそのまま伝わるという事である。

2018/10/24
2018/11/3