【 読み】サンズガワ アカサビ
【性別】男
【年齢】21
【職業】売り専
【PR】パンセクシュアル・寒がり・快楽好き・経験豊富・元不良・剣道・器用
【性格】無気力、臆病、流されやすい。仕草や言葉は粗悪な癖に、手先は器用で丁寧な動きが出来る。生きる気力はあまり見いられず人生に疲れているタイプで、社会的底辺に存在する人種だと自称している。びくびくとした様子だが、生きる気力がない分相反してひどく過激な一面もある。
【容姿】身長165cm。長く重い前髪で強めの外ハネ。死んだ顔で目は細くて目付きが悪く、仏頂面、と例えるのがお似合いだ。黒のノースリーブにブカブカのジーンズ、ゴツめのハイカットスニーカー。ドッグタグの様なネックレスをしている。冬場には襟に毛の付いた緑の厚めのジャンパーを着用する。肌は白い方。
【邂逅】《臆病》
小学校中学年程まで父親の方に虐待のようなものを受けていた。物理的にも精神的にも苦しく、見兼ねた母がやっとの思いで高学年に上がる前に父親と自らを引き離してくれたが、物心付く前から付いた後に掛けてのこの記憶は生半可なトラウマではないことを後々に知ることになる。中学校の頃には、自分の性的指向がマトモではないことを悟っていた。男でも女でも、気に入れば抜く事が出来る。然しどうやら周りは違ったらしい。そんな簡単な事にも気付かずに彼はたまたま気に入った同級生の男子に交際を申し込み撃沈。__ただ、撃沈したならよかったのだがその相手はタチが悪く「赤錆はホモ」だのなんだのと言いふらし、毎日罵倒や誹謗中傷の標的になった。それでも励ましてくれる親を裏切らないように毎日学校へは行っていたが、中二の冬に先輩の集団にレイプされた。悲しかったし、悦楽を感じてしまった己にも悔しくなった。父や周りから自らを守り続けてくれた母も亡くなり、親戚とも疎遠で、こんな状況なのに自らへの嫌がらせは止まらない。明日はどんな恥ずかしめを、どんな痛みが、どんな苦しみが、辛さが、怖さが、しんどさが____毎日毎日毎日、訪れる明日に怯え、確証のない平和を恐れ、高校へも噂は流れ、耐え切れなくなったら彼は漸く自らの元自由を得た。高校2年の夏だ。
今思えばきっと浮かれてしまっていたのだろう。自由と共に苦しみを吐き出してしまおうとネットへ書き込めば、祝福や助言に混じって「もっと辛い人だって」
「もっと苦しい人だって」なんてものが目に入ってくる。____決断の末得たのは、行き場のない未来に怯える彼の末路。必ず訪れる明日に怯え続け、さみしさを埋める臆病者。
【備考】不定期で仕事が入るため、出没場所や時刻は完全にランダム。職業を問われれば親しい人以外には自営業だと誤魔化している。
時折見える怪異の子を可愛いな、と言う理由で『モモ』と呼んでいる。
【宿主】臆病者
【実体】視認のみ可能
【能力】ネクロマンス
【射程】中距離
【汚染】初期数値5
【概要】気色悪い肉塊の少女の怪異、宿主が撫でた非生物に身体の一部を寄生させ生き物の様に動くようにする。動きの性能で言えば人間の2,3歳児程度の性能しかないが、撫でた対象が車や重機である場合、絶大な力を誇る。一気に使役できる非生物は汚染数値によって決まり、汚染数値×1体までを自在に使役でき、宿主が脳内で意識した通りに動く。