それは人の心の奥底の―――

鞍間 瀬海

ホワイト・ルシアン

【読み】くらま せかい
【性別】男
【年齢】11歳
【職業】小学5年生
【PR】明るい、笑顔、自我喪失、自己崩壊
【性格】一言で言い表すならば明朗快活。子どもらしく年相応に無邪気にはしゃぎ回り、常に笑顔を絶やさず、元気、勇気、根気を兼ね備えている。それはそれはもう太陽の如く眩く、怪異が憑いているとはとても思えないような雰囲気だろう。
【容姿】画像参照。生まれつき明るい髪色で、和やかな顔つき。身長139.9cm、体重39.9kg。服装は少年らしく、動きやすい格好が多い。靴は絶対スニーカー。絆創膏はお友達。
【邂逅】根付いた感情は『空元気』。5年前、とある幼稚園の卒園式中に火災が発生し、園児14名、教員3名、保護者11名が死亡、他負傷者を多数出すという“事件”が発生した。この卒園式には瀬海本人と、その両親も参加しており、この事件により瀬海の父親が亡くなった。遺された母親は当初煙の過吸引と頭部外傷のために病院に運ばれ、一時重体となったが何とか一命を取りとめた。しかし夫を失い放心する母親、同じく父親を失いさらに幼稚園の友人も何人か亡くした瀬海は、母親の笑顔を取り戻すためまずは自分が笑顔になろう、明るくなろうと決心する。そして誰にも負けない明るさを望んだ結果、『空元気』の怪異に取り憑かれることとなった。
それは実に簡単な取引だった。『一緒に笑顔になろう』という怪異からの誘いに、齢わずか(当時)5歳の心は容易に引きずり込まれた。確かに少年は笑顔を取り戻し、母親もその少年の明るさに釣られて今は笑顔を取り戻している。しかし、その代わりに、少年は“笑顔”以外の表情を持つことを禁じられた。“前向き”以外の感情を持つことを禁じられた。“元気”以外の雰囲気が感じられる行動を禁じられた。以降今に至るまで、少年は一滴の涙も、一度の怒りも、一瞬の怠惰もなく生きている。少年が向ける笑顔は、紛れもなく心からの純真無垢な笑顔である。しかし、本当に彼は笑いたくて笑っているのだろうか……。
【備考】誕生日は11月23日。名前は同日の誕生酒、グランマニエ・コスモポリタンというカクテルから。グランマニエ・コスモポリタンのカクテル言葉は「生まれながらの楽天家」。

ホワイト・ルシアン

遠距離攻撃

【宿主】空元気
【実体】発現時のみ実体化
【能力】ミサイルパンチ
【射程】遠距離
【汚染】初期数値3
【概要】白いウサギの怪異、宿主が繰り出した素手による攻撃を15mまで衝撃だけを引き延ばし、射線上にある物へと命中させる。素手による攻撃を命中させた際に発現させる事によって15m以上その対象を吹き飛ばす事も可能である。ただし、攻撃が延びる速度は汚染数値によって変動し、時速50km×汚染数値という計算になる。

2018/10/13
2018/10/15