それは人の心の奥底の―――

狗乾 縫愛

デンキブラン

【読み】ゐぬゐぬゐ ぬゐめ
【性別】♀
【年齢】23
【職業】インダストリアルデザイナー
【PR】巨乳、活発、機械知識、デザインセンス、交渉人、お節介
【性格】自由奔放で傍若無人で破天荒なお節介焼きのお姉さん。一人称は私、二人称は君。悩み事や悔やみ事が大嫌いであり、常に世間一般という価値基準や"普通"を憎んでいる。
【容姿】身長170cmと女性としては少し高めであり、大きなおっぱいと金髪と露出度の高い服装が彼女を"姉貴"たらしめている由縁だろう。
【邂逅】≪嫌悪感≫
彼女は、恵まれた家庭に生まれ、恵まれた環境で育った。何不自由なく育てられた彼女は小学校、中学校と進み、そして周りに居る恵まれなかった存在に気付くのだ。十数年間、運も幸福も平等であると教えられてきた彼女はその不幸を嘆く表情を不運を恨むその言葉を、彼女は何よりも嫌った。誰が悪い訳じゃない、誰がどんな罪を犯した訳でも無い、もしも罪を犯した者が居るのなら悪い奴が居るのならそいつの名前はきっとセカイという奴だろう。
恵まれず、憐れで、不幸で、不当な者達を見て、彼女は抱いたのだ。
そんな理不尽なセカイへの"嫌悪感"を…
【備考】フリーランスのデザイナーであり家具や文房具や日用品そして工業製品や家電製品に至るまであらゆる"日常の一部"を飾り付ける天才である。しかし、彼女の本当の才能はデザイナーとしての腕ではなく、クライアントの表情一つで何を考えているか、何を求めているか読み解いてしまうその感受性にあった。フリーランスである以上、製作も宣伝も交渉も全て自分次第、ならば、と彼女は何手先をも視野に含む思考を脳内に構築したのである。仕事柄、商品のデザインを決める際にその商品の中身を理解しなければならないと思い、電工学や化学、薬学、物理学とあらゆる日用品に関する知識を蓄えたのもその思考ゆえだろう。
【世界嫌悪の拳】Mk.2
鉄製の腕輪、開発初期に作った失敗作であり腕を後ろに振りかぶればガントレットへと変形する。ただし内部機構に異常があり5発ほど何かを殴るとショートして爆発する。今は鈴石焔の手元にある。

【届いちゃう君】Mk.7
炭化タングステン製の腕輪。彼女初の成功作品であり腕を前へと振り抜けばワイヤーが射出されそれを振り被ればワイヤー全体に電磁力が発生する。電磁力の強弱切替などはデンキブランによって制御されている。彼女は「パーフェクト・レンジ」だなんて呼んでいる。

【気狂いの腕輪】Mk.12
炭化タングステン製の腕輪。彼女の最新作であり愛用武器である。乾電池の電力を用いた電磁力で鉄製の弾丸を射出する。本来はエアガン程度の威力だがデンキブランの力で拳銃並みの威力へと変貌する。腕を後ろに振りかぶればガントレットへと変形し、腕を前へと振り抜けば弾丸が射出される。デンキブランの力で射出される事もあるが口頭での命令で無ければ不可能。彼女は「クレイジーブレスレット」だなんて呼んでいる。
●捕縛用アタッチメント
弾丸に樹脂を付着させる事で熱により溶解し傘の様に空中で広がって対象物に纏わりつき空冷で固まる。

デンキブラン

遠距離攻撃・阻害

【宿主】嫌悪感
【実体】視認のみ可能
【能力】電光操作
【射程】遠距離
【汚染】初期数値3
【概要】霧によって構築された正体不明の怪異。電気と光を操るが、落雷を発生させるなどの行為は不能である。というのも、操れるのは半径15m以内に存在する電気と光であり、銅線に流れる電流などが対象であればその電線内で電流を逆にするか止めるか加速させるかなど、電導の線上を逸脱する事は出来ない。光に関してもその場で滞留させるか、強化するか、屈折させるか程度しかできない。1日にこの効果を発動できるのは汚染数値×1つの対象までである。

2018/10/14
2018/10/17