それは人の心の奥底の―――

廿楽 黃

プッシー・キャット

‪【名前】 Tuzura Ui
‪【性別】女‬
‪【年齢】15‬
‪【職業】学生‬
‪【PR】純真無垢 、 天邪鬼 、自己肯定‬
‪【性格】純真無垢 、故に自らの短所を見つけることが出来ず 、自らが最も正しいのだと主張する 。また同時に天邪鬼である為 、他者の言動の殆どを肯定せず 、群れをなさずに独り歩きすることも多々 。しかしまだ15歳 。子供らしい一面もあることだろう 。‬
‪そんな彼女はいつからか癖として馴染んだ天邪鬼により学校では一人ぼっちのいじめられっ子 。‬
‪一人称は「 廿楽 」 、二人称は「 君 」であったり 、名前であったり 。怪異の事は普段「 猫 」と呼んでいる‬
‪【容姿】155cm 。まな板 。‬
‪幼少期から暫く伸ばし続けている髪は僅かに黄味がかった白をし 、彼女の腰辺りにまで 。目は碧眼で 、首元には細く赤いチョーカー 。普段着は膝上20cm程度の黒いワンピース 。‬
‪【邂逅】‬
‪彼女の中に『 天邪鬼 』が負の感情として根付いたのは僅か6歳程度の頃 。自らが4歳の頃に弟が出来 、世間一般から見れば幸せであった彼女と 、その家族 。しかしながら 、まだ未発達で大人の支えがなければ直ぐに命を落とすであろう小さな弟と 、ある程度発達し支えなしでも多少自由に動ける姉 。親が何方を選ぶかなどわかりきった話であって 、加えて両親は第一子に男の子を望んでいたという 。自らは弟の生まれたその年の内に保育所へ預けられることとなり 、一日の殆どを保育所で過ごした 。その場所には0歳の子なんかも居るわけだから 、当然 " 自由に過ごしていいよ " と放置状態にされて居た様で 。‬

‪6歳位の頃 、突然母親が私に向けて質問をした 。" お出掛け 、したいでしょう 、? " ‬
‪その問い掛けに 、彼女は首を振った 。" おでかけなんて 、したくない " ... と 。‬
‪本音を言えばしたくない 、なんてことはなかっただろう 。寧ろ 、構ってもらえなかったこれまでの分を補う為に行きたかった筈だ 。けれど彼女は 、この発言で母親を困らせる様な真似をした上で 、弟より可愛がられようとしたのだろう 。母親にしてみれば 、弟にばかり目を掛けて放置していた間に姉がそんな事を言うなんて思ってもいなかったのか 、何も言わずに弟と父親を連れて家を出ていった 。彼女は訳がわからなかった 。仕方がない子だと言いながら自分を連れて行って 、これまで以上にふれあう時間を作って貰える筈だったのだ 。全ての予定が狂った 。‬

‪それから 、彼女がお出掛けに声を掛けられることはなくなり 、一人きり 、部屋で寝て過ごす日々が続いた 。‬
‪置いていかれるのは何回目だったろうか 、いつもの様に " 留守番頼むわね " と一言吐き捨てるかの様に残して消えた家族を 、少し困らせてやろうと思った 。所謂好奇心だった 、否 、反抗心だろうか 。裸足のまま 、玄関の扉を開けっぴろげて外へ飛び出した 。これこそが 、全ての始まりであったような気がする 。‬
‪家族が家を出て大した時間も経っていなかったものだから 、走り回っていれば家族に見つかるのも時間の問題だった 。直ぐに見つかって 、その場でこっぴどく叱られた 。留守番をしろなんて言われていない 。頑なに 、母親からの説教をその言葉のみで終えた 。‬

‪説教を終えたその瞬間 、だった様な気がする 。騒音だらけの公園で 、やけに鮮明に届く芝生を踏む音が耳に届いた 。何だか煩わしくて 、その音を作り出す正体は誰なのかと振り返れば目に入るのは通常有り得ない猫耳と 、猫尻尾の有る女の子 。その女の子は 、彼女の耳元で言葉を残した 。‬
‪これは好奇心でも 、反抗心でもなかったのだ ... 。‬
‪心の中にあった蟠りを潰すかの様に彼女の言葉が自然と染み込んで 、思ってしまった 。‬

‪___ 私はこの少女の為なら何処迄も堕ちていける気がする ___‬

‪そして同時に 、胸が傷んだ 。‬

‪____ 私の性質は一生誰にも理解される筈ない ____‬

‪【備考】‬
‪普段は学校へ休みなく通う学生であるが 、天邪鬼な彼女は周りにとって異質な存在であり 、基本的に一人きり 。所謂ぼっちである 。少女漫画でよくある様な友人との楽しい学校LIFE ... なんてものはあるはずもなく 、毎日楽しそうに過ごすクラスメイトに羨望の視線を向けている 。‬
‪しかし 、彼女は怪異に異様な執着を見せてしまっている 。友人を作って楽しく過ごしたいけれど 、怪異と離れたい訳ではない 。矛盾した彼女の心を 、学生の今の内は許してあげて欲しい 。‬

プッシー・キャット

遠距離支援

【宿主】天邪鬼
【実体】常に実体化
【能力】完全追尾
【射程】遠距離
【汚染】初期数値3
【概要】猫耳と猫尻尾が増えた美しい少女の怪異。人語を話し、自立した自我と意思を持つ。かなり気分屋であり、天邪鬼の感情を持つ宿主とは互いに素直に成れず常に食い違うだろう。彼女の能力は宿主が放った射出物もしくは投擲物に追尾機能を追加させるものである。何かに着弾するまでは常に対象を狙い続ける。障害物を避ける機能は付いていない為、物陰に隠れられては終わりだ。1日にこの効果を使用できる回数は汚染数値×1回である。

2018/10/18
2018/10/24