【読み】 じごうじとく
【性別】♀️
【年齢】17
【職業】高校生 コンビニアルバイト
【PR】卑屈 陰気 不登校 自己中心的
【性格】
人との深い関わりを拒み、浅く楽な関係を好む。面倒臭い人、物、厄介な事が大嫌いで酷く利己的で自分中心、努力なんてもってのほか。
人の多い場面では口数が少ないが、陰気な話や一対一だと途端に饒舌になる。
相手に対する遠回しな罵倒や嫌味で優越感に浸る。
自分が自分を認められる様に、自分より下の人を蔑む、行き過ぎた自己否定と自己愛を兼ね備えたひねくれ人間。
自身を否定されると途端にヒステリックに声を上げる。
自分は特別なのだと、何かに秀でた才能があるのだと信じてやまない。だって、弟が天才なんだから、私もきっとそう。周りが気付かないだけ。
一人称は私
【容姿】
容姿は整っていない訳ではなく、良く見れば整った顔立ちをしているであろう......身長は160、体重40とガリガリで栄養失調気味な体型でなければ。肌は不健康な程に白い。胸の辺迄無作法に伸ばされた鼠色の髪に、目を隠すように伸びた前髪。其処から覗く三白眼に映る死んだような深い青に長い睫毛。折れるほど細い首には黒のチョーカー。黒のプリーツスカートに黒を基調としたシャツ。シャツ上から黒と白のジャンパーを羽織っている。靴は黒のスニーカー。猫背気味で内股。
【邂逅】《自己愛》─アレキサンダー─
「昔は普通だった良い子だったよ_____あいつが産まれる前までは」
『そんな言い訳。全部自分が悪いじゃないか、自業自得さ。』
「私が3歳位に成ったときかな、弟が産まれたんだ。その当時は喜んださ、君が優秀だと分かるまでは。君は出来の悪い私とは違ったんだ、だから比べられたし、それで否定された。病弱で天才な君ばっかり優遇されて、私はお姉ちゃんだから我慢しなさい?お姉ちゃんなのにこれも出来ないのか?......だって。何のために産まれたんだろうって、何回だって思った。」
『そんな、元々君が努力をしてないのが悪いじゃないか』
「......でもね、五年位経って、ある日気づいちゃったんだよね。ちょっと悪さがしたくて、万引きしてみたんだ。バレちゃったときにさ。親が直ぐに駆け抜けて、何をしたんだって、大丈夫か......って。謝りなさいって。私の力で両親を動かせたことが嬉しかったんだよ、テストで良い点を取っても、逆上がりが出来ても、かけっこで一位になっても、全部お前が上書きしていった。見ることさえ、評価さえしてもらえなかった。......でも、悪いことをすれば私を優先してくれた、だから」
『悪さを積み上げていった?』
「でも、次第に私の周りはだーれも居なくなっちゃってさ。誰も、認めてくれなくなっちゃった。愛してくれなくなっちゃった。......家でも知らんぷり、殴られては弟だけで良かった、なんてさ」
『歪んだ顕示欲だね。』
「そこから、良い子になろうとした、でも。」
『でも?』
「誰も見てくれなかった、批判した、中傷した、嘲笑った!......もっと認めてよ、ほら、私、頑張ってたんだよ。だから、その分、私が私を愛さないとダメなの、誰も私を必要とはしないから。そうじゃなきゃ、自分が自分を求めなかったら、もう......私に生きる意味なんて無いじゃん。」
『自業自得さ、全く、自己中心的なのは変わって無いんだね。』
──────────────ゆらり、呆れた様に後ろ指を刺した。其は怪異だったかそれとも、自分の心が産み出した幻覚だったか......それとも。独り、懺悔と現実逃避、15歳、夏の夜の公園。奇妙な物を手に入れてしまった。
旧き王に魅入られた彼女は、ただひたすらに自身を愛し、認めようとする。──自分が、壊れないように。
【備考】3歳差、不仲の弟が居る。家族とは同居しているが口の交わさない日々が続く。自身は学校では避けられ孤立している為、現在は不登校。近所のコンビニでアルバイト、それから夜の街で春を売り、知らぬ人から援助を受ける日々。捨てるもの等ない彼女に残ったのは後悔と、懺悔と、膨れて育った自己愛だけだった。
【宿主】自己愛
【実体】発現時のみ視認可能
【能力】旧き王
【射程】近距離
【汚染】初期数値2
【概要】異形の怪異。宿主の半径1.5m圏内に怪異や怪異の能力の影響を寄せ付けない。ただし、汚染数値が自分よりも高い怪異の場合、この効果は打ち消される。